| 機種名 | SHARP 書院 WD-A100 |  |
|---|---|---|
| 購入日 | 1989年(推定) | |
| 購入店 | ヨシヅヤ | |
| 購入金額 | 50,000円程度 | |
| 現状 | 1996年よりお蔵入り |
これは、私が小学校だったか、それくらいの時に購入した(購入してもらった)はじめてのワープロです。今から見れば本当に「おもちゃ」のワープロですが、これでも１行か２行くらいしか表示できなかったワープロよりは上位機種だったので、当時としてはだいぶ奮発した買い物になりました。今考えると、ここでシャープの書院というワープロを購入したことが、このあとに大きな影響を及ぼしているのだとつくづく思います。このあと２台も書院のワープロを購入することになるとは思いも寄りませんでしたし、私にとってはワープロこそ今のパソコンへとつながる興味のはじまりだったわけですから。（これを買う前にＭＳＸのパソコンを家族で購入していましたが、これは結局ゲーム専用機になっていました。）
買った当時は、学校から帰るとすぐこのワープロに向かっていた記憶があります。取扱説明書もぼろぼろになるまで読みました。タイピング練習が機能としてついていたので、ゲームをしながらタイピング練習もしました。カセットのインデックスも作ってみました。年賀状もこのワープロで精一杯作っていました。機械としてはかなり原始的だったので、いろいろな細かい裏技をあみだしてできるだけきれいな印刷物を作ろうとしたときもありました。１枚120円もした2DDのフロッピーディスクもはじめて買いました。とにかく私の電子機器との格闘はここから始まりました。
ワープロ検定を取得するためにこのあとWD-A630という機種を購入してからは、だいぶ使う機会も少なくなりましたが、それでも時々は使っていました。しかし、大学へ行くため京都の下宿に持ち運んだのがいけなかったのか、FDDがこわれてしまい、結局さらに新しい機種であるWD-Y390を購入してからは完全にその役目を終えることになりました。今は名古屋の家のどこかで静かに眠っています。
| 主な仕様 |
・外形寸法：幅340mm×奥行311mm×高さ103mm (幅は紙送りノブ,ファイル取り出しボタンを除く) ・重量：3.4kg ・収録語数：約10万語 ・ユーザー辞書：約110件 ・入力可能文字数：最大約4000字 ・記憶装置：3.5インチマイクロＦＤドライブ内蔵（MF 2DD） ・表示方式：ドットマトリックス液晶表示 ・表示文字数：40文字×５行(16ドット表示) 26.5文字×４行(24ドット表示) ・印字方式：熱転写式,感熱式 ・印字ドット構成：縦24×横24ドット（和文） ・印字速度：約20字/秒(高速),約10字(通常) （和文,全角,文字間隔４ドット） | |
